発売からだいぶ経ちましたが、一応ネタバレ注意ということで
謎の女の子、「001トンセーパ(100パーセントの鏡文字)趣味で書かれた小説です。」という化物語と同じ懐かしの謳い文句の表紙。挿絵は大人ver.八九寺真宵。かわいい。ワクワク半分、これで終わりかという消失感で読み始めました。
時系列的には終物語下直後、卒業式が終わって肩書のない「TDN ただの阿良々木暦」になった阿良々木君視点です。
端的にいうと、阿良々木君は「鏡の世界」に迷い込んでしまいます。そこではいろいろとつじつまの合わないことが起きていて、
・月火ちゃん・・・唯一の変化なし
・火憐ちゃん・・・ちっちゃい!
・斧乃木ちゃん・・・キメ顔がうざい
・八九寺・・・神様ではあるものの大人ver.で、しかしながら自分が1度死んでいることはわかっている模様
・神原駿河・・・レイニー・デヴィル状態で襲われる
・羽川翼・・・ブラック羽川だがなぜか阿良々木君を助ける
・表紙の謎の女の子・・・阿良々木家でうまくいっている老倉育。スキンシップが過剰。
・千石撫子・・・クチナワさん状態。
・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード・・・人間だった頃の彼女であり、簡単に言うと「話していると死にたくなる」。詳しくはアニメブックの「うつくし姫」
・臥煙遠江・・・幽霊?とにかく混浴する。BBAと混浴かよ!と思うなかれ。ビジュアル的には姉妹なので臥煙伊豆湖さんに似ているわけだ。
最後は直江津高校で扇ちゃんと答え合わせ。
迷い込んだのは「鏡の世界」ではなく「裏面」で、それぞれの隠していた裏の面、コンプレックスだったり本心だったりこんなはずじゃない的部分が具現化されてしまったということでした。誰が?なんのため?もちろん阿良々木君の他にありません。彼は八九寺真宵を助けることが出来ず、神原駿河の気持ちを踏みにじり、羽川翼の心の痛みに答えることが出来ず、老倉育のシグナルに気付けず、千石撫子を2度も救えず、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを殺せなかったのだから。阿良々木君の心残り、残心を阿良々木君がこの世界に持ってきてしまった。というのがこのお話の顛末でした。
つまりは西尾維新の心残りなんでしょうね。このキャラのこういう一面を書きたかった。ほんとはこうしたかった。みたいなもんでしょうか。いろんなヒロインの別の一面が見れて、おまけとしてはお腹いっぱい楽しめました。
物語シリーズが終わってしまうのは本当にさみしい。アニメ直後に(アニメは見てなかったけど友人に勧められた)傷物語まで買ってハマってから何年だろう?とにかくずっと1番好きな作品でした。これからも1番なのだろうか。新シリーズ「掟上今日子の備忘録」に期待!
※おまけ
月並みながら好きな順番に並べると
1.傷物語・・・このシリーズの原点。アニメ化はよ
2.終物語上・・・謎解き、ミステリーは好きです
3.終物語下・・・扇ちゃんがメインヒロイン。はっきりわかんだね。
4.化物語
5.猫物語白
6.終物語中
7.鬼物語
8.花物語
9.恋物語
10.傾物語
11.猫物語黒
12.囮物語
13.憑物語
14.暦物語
15.偽物語
5~14までは同率5位でもいい。偽物語はあんまりおもしろくないよ。
謎の女の子、「001トンセーパ(100パーセントの鏡文字)趣味で書かれた小説です。」という化物語と同じ懐かしの謳い文句の表紙。挿絵は大人ver.八九寺真宵。かわいい。ワクワク半分、これで終わりかという消失感で読み始めました。
時系列的には終物語下直後、卒業式が終わって肩書のない「
端的にいうと、阿良々木君は「鏡の世界」に迷い込んでしまいます。そこではいろいろとつじつまの合わないことが起きていて、
・月火ちゃん・・・唯一の変化なし
・火憐ちゃん・・・ちっちゃい!
・斧乃木ちゃん・・・キメ顔がうざい
・八九寺・・・神様ではあるものの大人ver.で、しかしながら自分が1度死んでいることはわかっている模様
・神原駿河・・・レイニー・デヴィル状態で襲われる
・羽川翼・・・ブラック羽川だがなぜか阿良々木君を助ける
・表紙の謎の女の子・・・阿良々木家でうまくいっている老倉育。スキンシップが過剰。
・千石撫子・・・クチナワさん状態。
・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード・・・人間だった頃の彼女であり、簡単に言うと「話していると死にたくなる」。詳しくはアニメブックの「うつくし姫」
・臥煙遠江・・・幽霊?とにかく混浴する。BBAと混浴かよ!と思うなかれ。ビジュアル的には姉妹なので臥煙伊豆湖さんに似ているわけだ。
最後は直江津高校で扇ちゃんと答え合わせ。
迷い込んだのは「鏡の世界」ではなく「裏面」で、それぞれの隠していた裏の面、コンプレックスだったり本心だったりこんなはずじゃない的部分が具現化されてしまったということでした。誰が?なんのため?もちろん阿良々木君の他にありません。彼は八九寺真宵を助けることが出来ず、神原駿河の気持ちを踏みにじり、羽川翼の心の痛みに答えることが出来ず、老倉育のシグナルに気付けず、千石撫子を2度も救えず、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを殺せなかったのだから。阿良々木君の心残り、残心を阿良々木君がこの世界に持ってきてしまった。というのがこのお話の顛末でした。
つまりは西尾維新の心残りなんでしょうね。このキャラのこういう一面を書きたかった。ほんとはこうしたかった。みたいなもんでしょうか。いろんなヒロインの別の一面が見れて、おまけとしてはお腹いっぱい楽しめました。
物語シリーズが終わってしまうのは本当にさみしい。アニメ直後に(アニメは見てなかったけど友人に勧められた)傷物語まで買ってハマってから何年だろう?とにかくずっと1番好きな作品でした。これからも1番なのだろうか。新シリーズ「掟上今日子の備忘録」に期待!
※おまけ
月並みながら好きな順番に並べると
1.傷物語・・・このシリーズの原点。アニメ化はよ
2.終物語上・・・謎解き、ミステリーは好きです
3.終物語下・・・扇ちゃんがメインヒロイン。はっきりわかんだね。
4.化物語
5.猫物語白
6.終物語中
7.鬼物語
8.花物語
9.恋物語
10.傾物語
11.猫物語黒
12.囮物語
13.憑物語
14.暦物語
15.偽物語
5~14までは同率5位でもいい。偽物語はあんまりおもしろくないよ。
コメント
月火ちゃんは自分自身が怪異で撫子の友人だからかセリフ付きのシーンもまあまああるんだけど。
火憐ちゃんで一番多いのはたぶん暦物語。12話のショートストーリーで構成されてて、そのうち一つが火憐ちゃんの話。